2013年撮影紀行 NO11
11月13日 奈良倉山
奈良倉山を訪れる機会は比較的多く、今年4回目である。自宅からのアプローチの良さも一つの理由であるが、十二景の山では富士山から最も遠く、それが故に、遠くに佇む富士山に視点が集中され、その存在感が強く奥行きのある景観が得られれる。そして富士山を表現する幅が広いことも奈良倉山の魅力といえる。
所沢の自宅から奥多摩経由で松姫峠に着いたのは午前3時55分。自宅から1時間55分掛かって到着。小さい車に乗り換えた事もあり、今までに比べ10分ほど所要時間が増えた。
今日も天候に恵まれ、松姫峠からは満天の星空が望める。風はなく暖かい感じである。暗いため富士山の姿は確認できないが、今日は間違いなく富士山の撮影が叶うと確信できる。
4時15分、松姫峠を奈良倉山の撮影地点に向かい出発する。今日は山頂西側の林道で撮影し、その後山頂に場所を移動して撮影する予定である。
林道の撮影地点には4時50分に到着。未だ明るさは無いが富士山の姿は間違いなく見ることが出来る。今日は特に星空が鮮明であり、久々にバルブ撮影をすることにした。富士吉田の街明りが富士山頂の真下の麓に入るため露光量の設定が難しい。星空を優先すると街明かりが露出オーバーとなり白トビするが止むを得ない。1枚撮影すると東の空がオレンジ色に染まり、それと共に星の輝きは空に同化し存在感を失った。
今日の日の出は6時15分頃。時間が近づくにつれ富士山頂が染まりだしてきた。薄めのピンク色に染まりクライマックスを迎えた。気温は0℃、もう少し冷え込めば納得いく焼け方をしたと思われる。
6時50分、山頂へ撮影場所を移す。1年ぐらい前と思われるが、富士山展望に邪魔となる木が数本伐採され視界は大分良くなった。今回は手前にススキを配し撮影を行ったが、東側の木が朝日を遮り意図した写真が撮れず残念な思いをした。
山頂を8時に下山を始める。下山は林道でなく山道を行くことにした。紅葉の時期は過ぎていて、登山道には枯葉が積もっているが、葉の状態から今年は紅葉があまり良くなかった状況が窺る。松姫峠の駐車場には8時40分に到着。自分の車を含め6台の車が止められていが、誰とも出会うことはなかった。
今日の富士山
林道西より日の出時間帯の富士山 6:20頃 |
山頂展望所より 7:35頃 | |||||
山頂と登山道
奈良倉山山頂 8:00頃 |
山頂からの下山道(枯葉が厚く堆積してい る) 8:10頃 |
松姫峠駐車場 8:40頃 自分の車以外に 5台の車が止められていたが、誰とも出会うこ とはなかった。 |
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使用カメラ:OLYMPUS EP-2 FINEPIX F300EXR
11月26日 雁ヶ腹摺山
林道閉鎖が12月5日から予定されているため閉鎖の前にと思い雁ヶ腹摺山を訪れることにした。大峠の駐車場に午前3時40分に到着。既に1台の車が止められていた。少し前に着いたようで車の主は登山準備をしているところである。挨拶を交わし、今日はどの辺で撮影ですかと聞かれ、山頂直下の大きな石の上と答えると、相手は私もその場所でやりますという答えが返ってきた。
岩の上のスペースは狭く二人がやっと三脚を立てられる程度である。いつも三脚を2本立てているので後からその場所に着いても厳しいかなと思われた。先客はお先にといって山頂に向かった。
天空には満天の星が望むことができ、今日も天気は良さそうである。車で来る途中、上野原あたりまでは霧が発生していて、山頂からの雲海を頭に浮かべていた。しかし、大月市内に入ると霧は無くなり、そんな情景に出会える期待が薄れたが、山に登ってみないと分らないと気を取り直した。
4時に大峠を後に山頂に向かう。登山道に入ると風が強く枝の間を抜ける風音が異常にうるさく感じる。この強風では雲海は期待できそうもないと期待が薄れる。
今日は岩の上からの撮影は止め、大きな岩より下の展望地で行うことにした。5時に到着したが強風は治まらず気温はやや高めと思われるが、かなり体感的に寒い。暗いながらも思った通り雲海が無いことを確認できる。富士山もはっきり見えているが、雲ひとつ無いピーカンである。
今日は富士山撮影は期待外れであるが、前衛の山々に支えられた純白の富士山は美しいに尽きる。日の出時間には僅かながら色づきを見せたが、束の間である。やや撮影意欲を削がれた感はあるが、美しい富士山が見られただけでもラッキーである。
撮影場所を山頂に移し、撮影を続けるが、雲が出る気配も無く早々に撮影を打ち切る。山頂からの視界が大分広がったと思いきや、左右からせり出していた大木が伐採されていた。これにより富士山の撮影がし易くなったのは大変有難いことである。
8時30分、山頂を後に大峠に向かう。この時期には入ると山の木々は葉を落とし、木々の合間からの眺めが良くなり、登山道は全般に開放的である。登山道には落ちた枯葉が堆積し、これが靴底のクッションとなり、歩くとふわふわで気持ちが良い。
大峠には9時45分に到着。駐車場には自分の車以外1台止められているのみであった。今日は早朝からカメラマンが3人入り、皆さん雲海を期待していたようであるが、叶わなかったのは残念である。
岩の上のスペースは狭く二人がやっと三脚を立てられる程度である。いつも三脚を2本立てているので後からその場所に着いても厳しいかなと思われた。先客はお先にといって山頂に向かった。
天空には満天の星が望むことができ、今日も天気は良さそうである。車で来る途中、上野原あたりまでは霧が発生していて、山頂からの雲海を頭に浮かべていた。しかし、大月市内に入ると霧は無くなり、そんな情景に出会える期待が薄れたが、山に登ってみないと分らないと気を取り直した。
4時に大峠を後に山頂に向かう。登山道に入ると風が強く枝の間を抜ける風音が異常にうるさく感じる。この強風では雲海は期待できそうもないと期待が薄れる。
今日は岩の上からの撮影は止め、大きな岩より下の展望地で行うことにした。5時に到着したが強風は治まらず気温はやや高めと思われるが、かなり体感的に寒い。暗いながらも思った通り雲海が無いことを確認できる。富士山もはっきり見えているが、雲ひとつ無いピーカンである。
今日は富士山撮影は期待外れであるが、前衛の山々に支えられた純白の富士山は美しいに尽きる。日の出時間には僅かながら色づきを見せたが、束の間である。やや撮影意欲を削がれた感はあるが、美しい富士山が見られただけでもラッキーである。
撮影場所を山頂に移し、撮影を続けるが、雲が出る気配も無く早々に撮影を打ち切る。山頂からの視界が大分広がったと思いきや、左右からせり出していた大木が伐採されていた。これにより富士山の撮影がし易くなったのは大変有難いことである。
8時30分、山頂を後に大峠に向かう。この時期には入ると山の木々は葉を落とし、木々の合間からの眺めが良くなり、登山道は全般に開放的である。登山道には落ちた枯葉が堆積し、これが靴底のクッションとなり、歩くとふわふわで気持ちが良い。
大峠には9時45分に到着。駐車場には自分の車以外1台止められているのみであった。今日は早朝からカメラマンが3人入り、皆さん雲海を期待していたようであるが、叶わなかったのは残念である。
今日の富士山
今日は残念ながら富士山を望むことが出来なかった
日の出直後の富士山(山頂直下の展望地より) 6:40頃 |
山頂からの富士山 8:30頃 | |||||
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山頂と登山道の様子
山頂の様子 8:30頃 | 沢を横断する木道橋 9:20頃 |
登山口近くの水のみ場 9:40頃 | 大峠の駐車場 9:45頃 | |||
使用カメラ:OLYMPUS EP-2 FINEPIX F300EXR