2012年以前撮影紀行（抜粋） NO3
2010年10月11日 髙川山
初狩駅入口の信号を左折し、林道奥の高川山登山口に着いたのは午前3時。今日は最近になく星空が綺麗に見える。気温は15℃で平年並みと思われるが、空気は澄んでいるようである。風も幾分あり、今日はクリヤーな富士山が望めそうな予感がする。今回は男坂コースを登り、女坂～玉子石コースを下る予定である。
午前3時25分出発する。登り始めは割と急斜面で、短時間に高度を稼ぐ。暫くすると街の灯りが目に入るようになり、やがて男坂と女坂の分岐点に差し掛かる。男坂コースは後半ロープが設置されている急斜面を登るが迂回する女坂コースよりも距離的に短く、時間的には有利である。男坂を30分程登ると女坂に合流する。ここから山頂までは比較的緩斜面が続き、20分ほどで山頂に到着する。
4時25分山頂に到着。やや風が強いが、気温は14℃とやや高め。登りで掻いた汗がなかなか引かない。未だ暗いというのに今日の富士山は鮮明に見える。久々に澄んだ空気に被われているようである。バルブ撮影を2枚ほど行っているうちに、東の空に色が付き急速に明るさを増し始める。
東の空は雲がなく、日の出時間になると富士山に朝日が入るのは間違いなさそうである。5時40頃、山頂に来光の光が反射し赤みを帯びてくる。このような富士山の光景に出会うのは久々である。今日は全般に雲はなく、写真としては単調になりそうで物足りなさを感じるが、それは贅沢というものである。そろそろ下山を始めようと思った時、山頂に小さな笠らしきものが出来た。僅かな時間で消えが写真にはしっかり収めた。今日は、快晴に恵まれ、昼頃まで雲は出そうもない状況である。
8時15分撮影を打ち切り、下山を始める。今日は休日ということもあって、山頂には多くの登山者が訪れ、富士山に魅入っていた。下山時にも大勢の人達と出会い、高川山の人気の高さを改めて知らされた。
午前3時25分出発する。登り始めは割と急斜面で、短時間に高度を稼ぐ。暫くすると街の灯りが目に入るようになり、やがて男坂と女坂の分岐点に差し掛かる。男坂コースは後半ロープが設置されている急斜面を登るが迂回する女坂コースよりも距離的に短く、時間的には有利である。男坂を30分程登ると女坂に合流する。ここから山頂までは比較的緩斜面が続き、20分ほどで山頂に到着する。
4時25分山頂に到着。やや風が強いが、気温は14℃とやや高め。登りで掻いた汗がなかなか引かない。未だ暗いというのに今日の富士山は鮮明に見える。久々に澄んだ空気に被われているようである。バルブ撮影を2枚ほど行っているうちに、東の空に色が付き急速に明るさを増し始める。
東の空は雲がなく、日の出時間になると富士山に朝日が入るのは間違いなさそうである。5時40頃、山頂に来光の光が反射し赤みを帯びてくる。このような富士山の光景に出会うのは久々である。今日は全般に雲はなく、写真としては単調になりそうで物足りなさを感じるが、それは贅沢というものである。そろそろ下山を始めようと思った時、山頂に小さな笠らしきものが出来た。僅かな時間で消えが写真にはしっかり収めた。今日は、快晴に恵まれ、昼頃まで雲は出そうもない状況である。
8時15分撮影を打ち切り、下山を始める。今日は休日ということもあって、山頂には多くの登山者が訪れ、富士山に魅入っていた。下山時にも大勢の人達と出会い、高川山の人気の高さを改めて知らされた。
今日の富士山
今日は雲一つないピーカンで特徴のある写真を撮るのは難しいが、堂々とした富士山が眺められただけで充分である。
夜明け前 5：10頃 |
日の出直後 5：45頃 | |||||
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| 笠雲もどき（直ぐに消滅） 6：20頃 | 秋晴れ 7：30頃 | |||||
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登山道と花の状況
登山道は全般に水分を含み未だ夏場の状態が続いている。特に下山時は滑りやすいので慎重な歩行が必要である。
複数の登山コースがある場合、日本人のコース選びは傾斜のゆるいコースを登り、急坂コースを下るのが多いそうであるが、欧米人は膝の負担を考え反対のコース選びをするそうである。高川山の場合、私は男坂を登り、傾斜の緩い玉子石を下山することが多い。
夏場の猛暑続きと、未だに夏日があり、その影響と思われるが全般に花は少なく萎れたものが多い。秋を象徴する野菊のシロヨメナも花びらが少ない気がする。
複数の登山コースがある場合、日本人のコース選びは傾斜のゆるいコースを登り、急坂コースを下るのが多いそうであるが、欧米人は膝の負担を考え反対のコース選びをするそうである。高川山の場合、私は男坂を登り、傾斜の緩い玉子石を下山することが多い。
夏場の猛暑続きと、未だに夏日があり、その影響と思われるが全般に花は少なく萎れたものが多い。秋を象徴する野菊のシロヨメナも花びらが少ない気がする。
| 山頂の様子 8：15頃 | 女坂から玉子石ルートへの 分岐 点 8：50頃 |
分岐点付近の玉子石登山道 8：50頃 |
玉子石ルートの林道 9：10頃 | |||
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シロヨメナ（白嫁菜） キク科 花びら が少ないように思える |
イケマ（生馬）ガガイモ科季節が外れ ているように思われる |
アキノキリンソウ （秋の麒 麟草） キク科 |
ツリフネソウ（釣船草）ツリフネ ソウ 科 |
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行程：登山口（3：25発）→男坂・女坂分岐点（3：45）→男坂・女坂合流点（4：10）
→山頂（4：25着・8：15発）→登山口（9：15着）
髙川山の名物犬ビッキーを偲んで
登山者の人気犬だったビッキーが今月6日にこの世を去った。10年前から住み着いていたことを考えると、20歳を超えていたと思われる。死因は老衰死と見られる。今回は線香を持ち込んでの追悼登山となった。
今日は大勢の登山者に出会い、ビッキーが亡くなったことを告げると皆さん大変残念がっていた。山頂に居たほとんどの人はビッキーのために食べ物を持ち込んでいた。中にはビッキーにわざわざ会いに来たという人も居た。出来れば山頂にビッキーの墓をという人が多かった。
私が最初にビッキーに出会ったのは、5年前の3月だったと思われが、いつも暗いうちから迎えてくれた。遠いところでは男坂と女坂の合流点まで来てくれたことがあり、この時はビックリした憶えがある。ビッキーのお陰で熊の心配もなく安心して登山することが出来たことは、登山者の守り神だったかも知れない。ここ1年半ぐらい前から会える機会が少なくなり、登ってくる時間も日が昇ってからと遅くなり、心配していたところだった。
ビッキーは雑種犬と思われるが、おとなしく、品があり、食べ物を要求することもなく好き嫌いがあるのか食べるものも選んでいた。また、吠える声も聞いたことがなく、いつも寂しい目をしていたことが印象に残っている。ここに冥福をお祈りする。
今日は大勢の登山者に出会い、ビッキーが亡くなったことを告げると皆さん大変残念がっていた。山頂に居たほとんどの人はビッキーのために食べ物を持ち込んでいた。中にはビッキーにわざわざ会いに来たという人も居た。出来れば山頂にビッキーの墓をという人が多かった。
私が最初にビッキーに出会ったのは、5年前の3月だったと思われが、いつも暗いうちから迎えてくれた。遠いところでは男坂と女坂の合流点まで来てくれたことがあり、この時はビックリした憶えがある。ビッキーのお陰で熊の心配もなく安心して登山することが出来たことは、登山者の守り神だったかも知れない。ここ1年半ぐらい前から会える機会が少なくなり、登ってくる時間も日が昇ってからと遅くなり、心配していたところだった。
ビッキーは雑種犬と思われるが、おとなしく、品があり、食べ物を要求することもなく好き嫌いがあるのか食べるものも選んでいた。また、吠える声も聞いたことがなく、いつも寂しい目をしていたことが印象に残っている。ここに冥福をお祈りする。
2006.8.05 |
2006.8.05 | 2008.1.13 | ||||
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| 2009.11.16 | 2009.11.16 | 2010.3.03 | ||||
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| 2010.4.18 | ||||||
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2011年2月14日 扇山
昨日夜半まで雪が降り続き、ここ梨ノ木平でも約5cmの積雪があり暗夜でも一面が驚くほど明るい。星空が綺麗で今日は天気が良さそうである。山頂は500mの標高差があるため積雪もここよりは多いことが予測される。樹木の枝に雪の付いた前景に富士山をレイアウトした撮影が出来ればと期待されるが、今日の富士山はどのような姿を見せてくれるだろうか。山頂まで登るにあたり登山道は急斜面も少なく全般に積雪は少ないものと判断し、アイゼンの装着をやめることにするが、念のため持参する。
午前4時15分に山頂に向かい出発。ヘッドランプの灯りが雪に反射し明るく照らされ遠方まで良く確認できる。雪質は湿気が多く枝に積もった雪の重みで樹木がお辞儀し所々登山道を阻んでいる。登るに連れ雪の量もやや増え始めるが思ったよりも多くはない。
山頂には5時55分に到着するが、積雪は10cm程度。東の空は既に明るみを帯び始めているが全般に雲が多い。富士山の方向も黒い雲に被われ姿を見ることが出来ない。雲はゆっくりとした動きを見せているためそのうち姿を現してくれると思われる。山頂の気温はマイナス6℃と例年よりやや高めと思われるが、この気温でも無風のため寒さは感じない。雲の動きが遅いため時間が経過しても雲の多い状況に変化はなく、日の出時刻を過ぎたが東の雲が朝日を遮っている。暫くするとオレンジ色に染まった雲の合間から太陽が姿を見せ始めたが一部分で全体は見られない。暫くするとまた雲の中に入り、束の間の光景となった。
扇山山頂は広く、また、周囲には樹木が多いため木の枝に付いた雪景色は冬の象徴として素晴らしい光景を見せてくれている。しかし、主役が姿を現してくれない限り目的の写真撮影はできない。祈るような気持ちで主役の登場を待っていると、南の雲が動き出し、やっと富士山の中腹が姿を見せ始めたが、山頂は暫く見ることができなかった。そして7時40分を少し過ぎてからやっと山頂が姿を現した。日の出の時刻から既に1時間以上も経っている。このせいか靄が掛かったように富士山の抜けが悪い。もう少し早い時間に姿を見せてくれていたら状況はもっと良かったと思われるが、それを云っても始まらない。この状況をいかに撮影に活かせるかが問題である。
前景に雪景色を配置し後方に富士山をレイアウトする構図は、全面白系一色で露出設定は簡単なようで難しい。一般的に雪景色はプラス補正とされるが、富士山が主役の場合、白飛びし存在感がなくなってしまう恐れがある。このためアンダー気味に露出補正することが多い。
一頻り撮影を終え、8時55分に山頂を後にする。この時には富士山は雲の中に姿を隠していた。今日は雲が多いものの概ね天気は良好で、日曜日とあって下山途中で多くの登山者（都合20人位）と出会った。梨ノ木平には10時05分到着。駐車場には他に4台の車が止められていた。
午前4時15分に山頂に向かい出発。ヘッドランプの灯りが雪に反射し明るく照らされ遠方まで良く確認できる。雪質は湿気が多く枝に積もった雪の重みで樹木がお辞儀し所々登山道を阻んでいる。登るに連れ雪の量もやや増え始めるが思ったよりも多くはない。
山頂には5時55分に到着するが、積雪は10cm程度。東の空は既に明るみを帯び始めているが全般に雲が多い。富士山の方向も黒い雲に被われ姿を見ることが出来ない。雲はゆっくりとした動きを見せているためそのうち姿を現してくれると思われる。山頂の気温はマイナス6℃と例年よりやや高めと思われるが、この気温でも無風のため寒さは感じない。雲の動きが遅いため時間が経過しても雲の多い状況に変化はなく、日の出時刻を過ぎたが東の雲が朝日を遮っている。暫くするとオレンジ色に染まった雲の合間から太陽が姿を見せ始めたが一部分で全体は見られない。暫くするとまた雲の中に入り、束の間の光景となった。
扇山山頂は広く、また、周囲には樹木が多いため木の枝に付いた雪景色は冬の象徴として素晴らしい光景を見せてくれている。しかし、主役が姿を現してくれない限り目的の写真撮影はできない。祈るような気持ちで主役の登場を待っていると、南の雲が動き出し、やっと富士山の中腹が姿を見せ始めたが、山頂は暫く見ることができなかった。そして7時40分を少し過ぎてからやっと山頂が姿を現した。日の出の時刻から既に1時間以上も経っている。このせいか靄が掛かったように富士山の抜けが悪い。もう少し早い時間に姿を見せてくれていたら状況はもっと良かったと思われるが、それを云っても始まらない。この状況をいかに撮影に活かせるかが問題である。
前景に雪景色を配置し後方に富士山をレイアウトする構図は、全面白系一色で露出設定は簡単なようで難しい。一般的に雪景色はプラス補正とされるが、富士山が主役の場合、白飛びし存在感がなくなってしまう恐れがある。このためアンダー気味に露出補正することが多い。
一頻り撮影を終え、8時55分に山頂を後にする。この時には富士山は雲の中に姿を隠していた。今日は雲が多いものの概ね天気は良好で、日曜日とあって下山途中で多くの登山者（都合20人位）と出会った。梨ノ木平には10時05分到着。駐車場には他に4台の車が止められていた。
今日の富士山
| 積雪の朝 8：00頃撮影 | 同左 8：30頃撮影 | |||||
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登山道の状況
雲の多い東の空（山頂より日の出直 後） 6：38 |
山頂の様子（樹木に付いた雪が素晴 らしい光景を見せている） 8： 56 |
同左 | 山頂付近の登山道 9：00 | |||
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| 枝に付いた雪で垂れ下がる 9：01 |
ここでも雪の重みで枝が垂れ下がっ ている 9：15 |
ツツジ群生地への分岐点 9：25 | 水場 9：42 | |||
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| 梨ノ木平の駐車場 10：06 | ||||||
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使用カメラ： Mamiya645proTL ・Olympus E-3 ・Panasonic DMC-TZ7